ことん d i a r y

卵巣がんの治療とその後の生活

手術入院 5

 

看護師との面談

 

看護師さんによる面談が別室にて実施され,まずは現在治療中の病気やアレルギー・既往歴・手術を受けるにあたっての心配点・仕事のこと・その他生活背景や環境等についてのヒアリングがありました。

 

当時は自分が卵巣がんかもしれないことや家族との関係についてetc.  色々な問題を心に抱えていたため,この機会に一通り心の内をお伝えしてしまっても良かったのでしょうけれどね。

 

まだ入院初日で看護師さんにどこまで打ち明けようか手探り状態だったこともあって,治療に直結しそうな部分以外に関してはやや形式的な返答になってしまった記憶があります。

 

 

 

またヒアリングの際には併せて妊孕性喪失の可能性についても確認がありました。

 

とてもデリケートな問題だけに,看護師さんも丁寧に言葉を選んで聴き取ってくださったのですが . .

 

私自身20代の頃から子供を産みたいという気持ちがあまり強くなく出産の機会を失うことに関しても特段ショックや不安を感じていなかったため,看護師さんにもその旨お伝えしそれ以上は妊孕性についてのお話が発展することもなかったのでした。

 

※ といってもこれはあくまでも治療開始当時の心境でして . .  私の場合意外にも全ての治療が一段落した後になってから,その重大性を認識することとなります(それについてはまたの機会にお話しできればと思っています)。

 

 

ヒアリング後は入院中のスケジュールや注意事項についての説明があり全部でかれこれ1時間くらいかかりましたが,この面談のおかげでなんとなくでも今後の流れを掴むことができましたし,何より「困ったことがあっても看護師さんに相談できる」という安心感を得られたように思います。