ことん d i a r y

卵巣がんの治療とその後の生活

夜眠れなかったお話

 

入院生活ではよくあるお話かと思いますが,私にも同室の患者さんの「いびき」で手術前日に眠れなくなってしまった経験があります。

 

ただでさえ緊張や不安を感じている状態だったところに,すぐ隣のベッドの入院患者さんのいびきが廊下に出てもはっきり聞こえるくらいの大音量だったという不運も重なって,本当に一睡もできなくなってしまったのです。

 

 

そんな状況下でも ” 眠れなくても仕方ないか ” くらいの心持ちでいられたら,もしかすると仮眠程度はできていたのかもしれませんけれどね。

 

自分の場合,「睡眠不足が術後の体調に影響したらどうしよう」等と何の根拠もないことを考えたりしている内に,眠れないことにどんどん焦っていってしまい . .

 

最終的には我慢できなくなって,ナースステーションにいる夜勤看護師さんの前で泣いてしまったのでした。

 

 

当時は適応障害の治療中に卵巣がんの疑い告知 → そこから人生初の手術を受けることが決まって,些細なことにも耐えるだけの精神的余裕が全くない状態でしたから,上記のような心境に陥るのもある意味致し方ないことだったのかもしれませんが . .

 

もしもその時の自分に声をかけてあげられるなら,

 

” 一晩くらい眠れなくても大丈夫 ”  と言ってあげたいです。

 

 

実際,術後はいくつかハプニングはあったものの順調に回復し,予定よりも少し早く退院することができましたしね。

 

今後何かしらの理由で入院・手術をすることになったとしても,その時にはもう少し落ち着いて過ごせるんじゃないかな . . ?  と自分なりに思っています。