ことん d i a r y

卵巣がんの治療とその後の生活

自覚症状 2

 

20代の頃

 

20代に入ってからも10代の頃と同様生理痛がやや強めではあったものの,それを理由に一日仕事を休むといったことはありませんでした。

 

また20代半ばくらいからは2年に一度職場の婦人科検診を受けるようになり,その何度目かの検診で卵巣の腫れを指摘されたこともあったのですが,結局再検査にて「生理的な腫れ」と診断されたため特に継続して通院するようなこともありませんでした。

 

 

以上のことから,この時点ではまだ病名のつく状態にまでは至っていなかったと推測できます。

 

とはいえ毎月の生理はそれなりに痛くて辛いものでしたし,20歳を過ぎた頃から指摘されるようになった「鉄欠乏性貧血」も,当時何となく感じていた疲れやすさ・怠さの原因となっていた可能性があります。

 

 

初めて貧血を指摘されたのは大学生の頃に友達と参加した献血の事前検査の時で,その後就職してからも職場の健康診断に度々ひっかかり内科で鉄剤を処方されたりしていました。

 

個人的には毎月の経血量がそれほど多いという印象はありませんでしたし,元々幼少期から人一倍体力がなく疲れを感じやすい方でもあったため,「生理 → 貧血 → 疲れやすい」という因果関係が実際にあったかと言われると正直微妙なところではありますが . .

 

内科でも貧血の原因はおそらく生理だろうと言われていましたので,当時の生理痛の重さのことも併せて考えると子宮内膜症や子宮筋腫の前段階・予備軍のような状態になりかけていた可能性は十分あるような気がしています。

 

 

次回の記事では,次第に症状が重くなっていった30代の様子について記載したいと思います。