ことん d i a r y

卵巣がんの治療とその後の生活

事前の説明・検査 2

 

「どの範囲での摘出を希望しますか」と突然聞かれても . . 困ってしまいますよね。

 

私の場合告知時の年齢が37歳ということで ” 適齢期は過ぎているけれど出産自体は可能な年齢 ” に当たるのかなと思いますが,個人的に昔から子供を産みたいという希望があまり強くなかったこともあり,妊孕性という観点に限って言えば子宮等を摘出することに対してそれ程抵抗がありませんでした。

 

とはいえ両方の卵巣を取ってしまえば当然,女性ホルモンの分泌にも大きな影響が出ることは理解していたわけで . . それが今後の健康状態にどの程度影響するのかといった部分がはっきりと予測できず,一番悩ましい点でもありました(その場で先生にも確認してみましたが明確には何とも言えない感じでした)。

 

 

最終的には上記の懸念点を考慮して残せる部分は残していただくよう入院時にお伝えしたのですが,入院が決定した段階では「たとえ残しておいたとしても子宮内膜症が再発したらまた手術が必要になるかもしれない」というお話も聞かされていたため,

 

” この先出産予定がないのであれば一度に全てを摘出してしまった方が楽なのかも . . ? ”

と,当時はかなり決断を迷ったものでした。

 

※ 結果的には術中迅速病理診断にて悪性の結果が出たため,子宮・両側付属器・大網等の全摘出を余儀なくされました。