ことん d i a r y

卵巣がんの治療とその後の生活

術後の生活のこと 2

 

食料品の買い出し

 

一人暮らしの私が退院後の生活を送るにあたりまず初めに直面したのは,食料品調達の問題でした。

※ 仮に悪性だったとして入院期間はどのくらいになるのか . .  全く予測のつかない状況下での入院でしたので,冷蔵庫の中身は出発前に殆ど空っぽにしていたのでした。

 

朧気ながら何となく覚えているのは,

「ネット注文が可能な商品については概ね退院の目処が立った段階で入院中に注文しておく → 生鮮食品等は退院後自宅に戻ってから買い出しに行く」

という流れで退院後の食料品調達を乗り切っていたこと。

 

そしてこの買い出し時にとても役立ったのが,スーパーの即日配送サービスでした。

 

 

普段通り食料品や日用品を購入した後でサービスカウンターに立ち寄り

・ 重い荷物は即日配送を申し込む

・ 一部の軽い荷物はそのまま持ち帰る

といった感じで購入品を振り分けて利用していたのですが,

 

家まで5~6分程度の道のりでも重い荷物を持って帰る自信がなかった当時の私にとっては配送料金が多少かかるとはいえ食料品や日用品を即日配送してくれるシステムは,本当に有難いなと思いましたね。

 

 

因みに買い出しの往復に際しては,

広い道路の横断歩道を信号が青の内に渡り切れるか・途中で転んだりしないか・通行人にぶつかったりしないか等々 . .

様々な危険を感じたものでした。

 

その時の痛みや辛さについては正直なところそれ程明確に覚えていないものの,シルバーカーや杖の購入も頭をよぎったくらいですから少しの期間とはいえそれなりに不便な身体的状況にあったことは確かだと思われます。

 

そう考えてみると,退院したその日に一人で買い出しに出かけるというのはまぁまぁ勇気のいることだったのかも ?  しれませんが . .

 

見方によってはこういった ” 動かざるを得ない状況 ” があったおかげで術後の癒着や筋力低下をある程度予防できていた可能性もありますし,

結局のところその良し悪しに関しては「今となっては何とも言えないな」という感じですね。

 

 

なお食料品調達の問題に関してはネットで検索すると栄養バランスの考えられた宅食・配食サービスなんかも最近は色々と出回っているようで,実際私も利用を検討したりしました。

 

ですが時間はかかるものの歩いて外出が可能である・日々身体の回復を実感できている・単純にスーパーにお出かけしたい . .  等といった諸々の理由から申し込みを迷っている内にいつの間にか身体が回復していってくれたため,結局は利用するまでに至らなかったのでした。

 

 

次回は生活上のその他のことについて,覚えている範囲で簡単にお話ししてみたいと思います。