ことん d i a r y

卵巣がんの治療とその後の生活

手術入院 27

 

排泄に関すること

 

尿道カテーテルを抜く

 

歩行を開始して間もない頃のこと . .  病室で横になっている時に看護師さんの足がベッドに接触し,強い痛みが走るというアクシデントがありました(カテーテルが中で擦れたせいかなと思います)。

 

そしてその流れで

「管が入っていると過ごしずらいでしょうし,もう自分でお手洗いまで歩くこともできますしね」

というお話になり . .

 

結局,歩き始めて本当にすぐの段階で尿道カテーテルを抜去する運びとなったのでした。

 

※ 上記アクシデントにて痛みを感じたのはほんの一瞬だけでしたし,後々排尿痛が生じたりといったことも特になかったのですけれどね。

個人的には若干怖い思いをした出来事でした。

 

 

なお事前に看護師さんが「少し痛いかも」とおっしゃっていたこともあり抜去時の痛みに関してはある程度覚悟の上で処置に臨んだのですが,

実際に始まってみると特にこれといった痛み・刺激等は感じられず,ただするするとカテーテルが抜けていく感覚があるだけでした。

 

怖れていたことに限って何事もなく終わるという謎の法則(注:私がこれまでの治療を振り返って勝手に作った法則ですよ)が,ここでも発動したようです。

 

 

排尿について

 

カテーテルが抜けると自ずと尿意も生じるようになり,ここからは

お手洗いまで歩く → 排尿 → 戻ってきたら記録表に「正の字」で回数を記入

といったことをひたすら繰り返す毎日となりました。

 

※ 術後初めて自力で排尿する時だけ看護師さんに付き添っていただき,それ以降は基本的には一人で行って用を足す(何かあったら非常ボタンを押す)という感じでしたね。

 

 

術前に交付された資料には「手術中に子宮と膀胱・尿管剥離が必要であり,また浸潤や癒着がある場合その剥離操作をすることにより,時に膀胱・尿管損傷および神経因性膀胱が起きることがあります」との記載がありましたが,

幸いにも私の場合そういった症状が出ることはなかったように記憶しています。

 

※ むしろそれまで悩まされていた膀胱炎のような症状(排尿時の不快感や頻尿等)が消失したおかげで,かえって排尿が楽になったくらいでした。

 

 

術後間もなくして元の排尿習慣を取り戻すことができたことに関しては,本当に感謝しなければいけないなと感じています。