ことん d i a r y

卵巣がんの治療とその後の生活

手術入院 18

 

お腹の傷について

 

傷の大きさ

 

私の場合リンパ節郭清を行っていないため,傷はお臍の下から恥骨辺りまででした。

 

開腹手術後に出血や化膿が生じることもあるらしく,入院期間中は看護師さんが定期的に来て傷の様子を確認していました。

 

 

手術直後の印象

 

お腹の傷口は保護シートのようなもので覆われた状態だったのですが,少し見える部分は赤くなっており縫合したことによる引き攣れもあって . .  結構生々しい印象だったように思います。

 

それでも看護師さんが言うには「綺麗だし治りも順調」とのことだったので,” 素人の基準とは全然違うんだな ” と感じたものです。

 

 

退院後の経過

 

折角なので退院後の経過についても少しだけ触れると,私の場合少なくとも術後1~2か月かそれ以上は痛みでうつ伏せの姿勢を取ることができなかったように記憶しています。

 

普段は「夜仰向けに寝ても朝目が覚めると何故かうつ伏せになっている」というくらいうつ伏せ寝が安定した姿勢なのですが,さすがに術後はお腹に体重が乗っかるような体勢には全くなれず . .

 

腹部が何かに当たることのないよう常に気を遣いながら・かばいながらの毎日でした(腹帯と,大きめの柔らかい下着がとても役に立ちました)。

 

 

見た目のこと

 

皮膚に関しても肥厚性瘢痕やケロイドのような状態になることはなく,時間とともに徐々に滑らかになっていきました。

 

元々お肌が弱いこともあって傷跡のケア用品等は使いませんでしたが(傷がかなり治ってきてからも顔用の低刺激性化粧水をつけるくらいに留めていました),約2年半経った現在では若干引き攣れが残っており白みはあるもののかなり目立たない感じにまで回復してきています。

 

※ 暫く続いていた鈍い痛み(傷の部分が圧迫されるとビリビリするような感じ)も,今では殆ど感じなくなりました。

 

審美的な価値観は人それぞれですし,職業や生活環境等にも依るところの大きい問題だとは思いますが . .  個人的には今くらいの傷跡だったら「日常生活を送る分には全く支障ないかな」と感じています。

 

 

ー以上,お腹の傷についてのお話でした。

次回は術後の水分・食事摂取に関する記事を掲載予定です(殆ど覚えていないため,短い記事になりそうです)。